人は簡単に育児ノイローゼに陥ってしまいます。
夫の仕事が忙しいがために、一人でディフィカルトベイビーを育てるママさんもたくさんいると思います。それはそれは大変なことでしょう。
そこで、『すべてのディフィカルトベイビーを持つママさんへ〜子育ては地獄だから大丈夫〜』と題して、大変な子どもはたくさんいるよ! あなたの家だけじゃないよ! Facebookやブログは、良いところばかり切り取ってるだけだよ! 腹が立つったらないね! ってことを、僕の体験談をもとに伝えていきたいと思います。
少しでも共感してくれたり、コイツよりはマシだなって思ってくれたら幸いです。
今回は腰痛で地獄を見た話でも。
沢野、抱っこのしすぎで腰痛になる
僕は腰痛持ちです。姿勢だの筋力のなさだのありますが、発症した一番の原因は当時1歳半の娘。妻の実家に帰った日、娘がベビーカーを嫌がり奇声を上げるため、5時間ほど(仕方なく)抱っこし続けた結果、僕の腰は爆発しました。
後日、整体の先生にも「抱っこはしばらく控えるように」と、アルコールの如く注意されたこともあって、今でも休みの日の遠出は極力避けるようにしています。しかし、悲しいことに抱っこ以外に娘が僕の腰にダメージを与える方法が存在したのです…。
娘が食べ物で遊ぶと腰が爆発する
とある休日、妻が美容院に行き、お友達とお茶してくるとのことで僕と娘はお留守番をすることに。
こういった日は、家にいると娘がうるさいので一緒に出かけるようにしていたのですが、件のことで腰をまた壊されるのも嫌なので、その日は自宅待機を選んだのです。
当時は、ももクロの子ども向け番組「ぐーちょきぱーてぃー」を見せておけば、それなりに静かになる傾向が強かったこともあり、僕は安心しきって…とまではいわずとも、不安視することはありませんでした。
ま、結局はももクロに合わせて唄って踊って転んで泣きわめいて超うるさかったんですけど。
留守番も順調に昼時を迎え、妻が作り置きしてくれていた野菜スープを食べさせることに。しかし、好物の肉やうどんが入っていないと見るとすぐに食べ物で遊び始めます。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”sawasawa.png” name=”沢野”]食べ物で遊んじゃダメだよ。ちゃんと食べようね[/speech_bubble]
基本的にまだ言葉を理解していないこともあり、いくら言ったところで娘は完全無視。じゃがいもを握りつぶしてテーブルにこすりつけ、それをキャベツで拭き取るというエキセントリックなお遊びに興じておられます。
妻がいるときは、僕も少しは良いパパぶるので、しつこく注意して遊びを止めさせたりするのですが、なにせ今は二人きり。「ダメだよー」「食べ物で遊ばないでー」、口では言うものの心ここにあらず。「我が娘ながら、なんて汚いんだろう?」と、ぼーっとその遊びを見ているだけでした。
新しい遊び
じゃがいも拭きに飽きた娘は、ニンジンやタマネギを床に落とし始めました。これ、良くやるんです。いくら注意しても、飽きると絶対にやる。
いつものことだと、キッチンに布巾を取りに行き、野菜を拾おうとしました。その刹那、僕は、重大なことに気付いてしまったのです。
腰が痛い
椅子には座れるし、地面に寝っ転がることもできるけど、しゃがむのは本当にキツい。屈伸運動はもはや天敵です。
しかし、モタモタしていると、第2第3の野菜が落下してきます。僕は意を決して拾うことにしました。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”sawasawa.png” name=”沢野”]いつつつ…ふぅー[/speech_bubble]
痛みを堪え、なんとかしゃがんで野菜を拾うことに成功。すると、僕の様子の異変に娘は「うぇあっははは!!」と大喜びしています。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”sawasawa.png” name=”沢野”]ダメでしょ! 食べ物捨てちゃ! お家が汚れちゃうでしょ![/speech_bubble]
僕はしっかりと娘の目を見て怒りました。さすがに床だと掃除も大変だし、なにより腰が痛い。なんとしてもこの遊びをやめさせたかったのです。すると僕の説教を受けた娘は…
ぽとっ。
なんということでしょう。またしても野菜を落としたんです。腰の痛みを我慢しつつ、仕方なく野菜を拾う僕。ここから地獄のループが始まりました。
「いつつつ・・・ふぅ」
「けーけっけっけっけ!」・・・ぽとっ。
「いつつつ・・ふぅ」
「きゃは!」・・・ぽとっ。
「いつつつ・・・ふぅ」
「あはっ」・・・ぽとっ。
「いつつつ・・・ふぅ」
ぽとっ。
「いつつつ・・・ふぅ」
ぽとっ。
「いつつつ・・・ふぅ」
ぽとっ。
ちょっとまって。何回か前から笑ってなくない!?
こっちは喜んでいるから無理してたのに! サービス精神で腰を痛めてたのに!! お前が楽しくないなら誰も得しないぞ!!!
ぽとっ。
娘を見ると、めんどくさそうに野菜を掴んでは床に落としていました。彼女なりに、僕と遊んでくれていたんでしょうね。上からの目線で。
記事執筆の最中に思い出したんですが、齢1歳にも満たない頃、娘は僕よりも腰が悪い65歳の祖父に、枝豆でまったく同じことをしていました。父はそれ以降、車の長距離運転ができなくなったって言ってた気がします。
子どもの長所を見る
子どもの良いところに注目すれば、どんな大変な目にあっても何とか精神を保つことができます。
今回紹介したい娘の長所は
「僕と遊んでくれる」
就寝中、顔面に身体全体でのし掛かると、僕が喜ぶと思っていたみたいです。僕は一時期、それを目覚まし代わりにして仕事に行っていました。