怪談にも裏取りが必要!?作家・川奈まり子が案内する“ルポルタージュ怪談”の世界

今回の『夏のオカルト、怖い話』特集にあたり、編集部内で“怪談作家”について会議をしていたところ、どうにも他スタッフと話が噛み合わない。この違和感はどこから来るのだろうと探っていたところ、どうやら彼は「怪談といえば創作」、私は「怪談といえば実話」というイメージで話していたらしい。 「今は歴史資料などを通して実体験の背景を探った“ルポルタージュ怪談”が人気なんだよ」と伝えたら、「えっ、怪談に裏取りをするんですか?」と驚かれてしまった。 作家・川奈まり子は、そんなルポルタージュ怪談というジャンルを牽引する1人。彼女は、歴史モノやノンフィクションのような楽しみも与えられる怪談を追求している。 体験者からは「解放された」と感謝の声も 川奈のも…