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【食戟のソーマ最新話レビュー】ついに言ったモン勝ちの世界へ!290話「真夜中の真価」

Amazonより

前からそうと言えばそうなのだが、今回の言ったモン勝ち感はすごかった。しかし、これが許されるのは、様々なジャンルの漫画の中でもグルメ漫画とバキくらいなので、良い意味で禁断の世界に踏み込んだとは思う。

チェーンソーで肉を切るドチャクソ展開

「THE BLUE」第三の門の課題は、「今まで地球上になかった皿」。崇高な世界トップの大会に、やっと相応しい大仰なお題だ。そしてこれが発表された直後、ブックマスターから突然、表の料理人ディスが始まる。要約すると、表の料理人はクソで、全ては裏の料理人ノワールの引き立て役だそうだ。

不満をあげる表の料理人たちを黙らせるため、ブックマスターは参加したノワールの中からセクシーアメリカン女ポリスに牛フィレ肉を焼くよう指示する。女ポリスは、あろうことかチェーンソーのようなナイフで肉を切り刻み始めた。これぞ漫画、現実では絶対にありえないであろう調理を、この女はドヤ顔でやりきる。

これを食したモブ料理人いわく「今まで築き上げた誇りを削り取られていく」ほど、美味いらしい。理由は、チェーンソーのギザギザの歯にシーズニングスパイスをまぶしたことで、肉の繊維の奥に味が染み込んでいるからだそうだ。

チェーンソーでも肉はズタズタにならない。なぜなら上手に切ったから!

周りから「肉質が台無しだー!」という声が当然のように上がるが、ここでグルメ漫画特有の“言ったモン勝ち”制度が発動される。肉を食べた審査員は、「数ミリ間違えれば肉の線維がズタズタだが〜〜〜肉の状態を見極め、どれほど繊細に刃を入れたの想像もつかん」。つまり、「この女がめっちゃ包丁上手だから大丈夫なんです!」とのこと。まさに、“言ったモン勝ち”の世界。「なぜそうなったか?」という疑問を、「すごいからです」で成立させる。漫画ならではストーリー展開だ。

そして気付けば、「今まで地球上になかった皿」というお題は、「この女が作った肉クラスの調理を見せろ」に変更。なぜか、参加者だった女が審査員に様変わりしてしまった。ここら辺のムチャクチャは賛否がわかれるだろうし、アリっちゃアリなのかもしれないが、僕は完全に否。このムチャのお陰で生まれるストーリーが特にないし、意味がよくわからない。

全体的に見たら荒くグダグダストーリーの第290話「真夜中の真価」。第二の門を突破した描写のないタクミと田所が当たり前のような顔をして存在することや、突破した司先輩がなぜかいないことなど疑問は多すぎたが、あの言ったモン勝ち制度を生かして、ドンドン突き進んで欲しい。女ポリスの名前を忘れてるかのように発表しない感じもいい。

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