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【ロシアW杯】塩試合でなぜ悪い

日本代表がいなくなってもW杯は続きます。昨晩はベスト8を決める最後の2試合が行われました。

みんな日本のエキセントリックな敗戦でアドレナリンを出し切ってしまったのでしょうか。日本全体に「W杯? もういいよ。錦織出てるしウインブルドン見ようぜ」という空気が漂う中、とてつもない塩漬け能力の高さを見せつけてくれたのがスウェーデンです。

それにしても素晴らしい塩試合でした。各ジャンルの塩試合を愛してやまない友人から、「決勝トーナメントで一番の塩試合だった。『PRIDE 男祭り 2005 頂-ITADAKI-』の中村和裕VS近藤有己を見ているようだった」というLINEが飛んでくるほどの塩分濃度でした。

もう「ズラタンがいたら」とは言わせない

スウェーデンの守備組織は本当に完成度が高いですね。欧州予選プレーオフのセカンドレグ、サン・シーロで行われたイタリアとの試合を見たときから感じていましたが、相手に攻め込まれている状況でゴールを割らせない力は世界最高峰ではないでしょうか。

初戦の韓国戦では枠内シュートすら打たせず、2戦目もドイツをギリギリまで手こずらせ、メキシコに対してはボールを持たせてカウンターの脅威を排除したうえで圧勝。そして決勝トーナメント1回戦でも、ジェルダン・シャキリを中心に分厚い攻撃を仕掛けてくるスイスを見事にシャットアウトしました。

あらためて注目したいのはボール支配率です。さすがに格下の韓国とはイーブンでしたが、それ以外の3試合ではドイツに72%、メキシコに66%、スイスに64%と常にボールを保持され続けています。加えてドイツに18本、メキシコに19本、スイスに18本と毎試合かなりのシュートを打たれながら、失点はドイツ戦の2点のみ。そのうちのひとつはトニ・クロースのセットプレーなので、流れの中からは大会を通じてまだ1点しか決められていません。これはかなり驚異的な数字です。

ちなみに、先のサン・シーロでのプレーオフでイタリアは76%の支配率を記録し、27本のシュートを放ちましたが、ファーストレグも含めてスウェーデンから1点も奪うことができないまま敗退しています。この結果はどう考えても偶然ではない。スタッツではわかりにくいのですが、イタリアの攻撃からは数字以上に得点のにおいがしませんでした。結局のところ、どのチームもスウェーデンの堅牢なブロックを打開できないまま、まともにコースがない状況で確率の低いシュートを打たされているということですね。

それでいて、オフェンス時の完結力があるのもスウェーデンの特長です。3得点を奪ったメキシコ戦は言うに及ばず、スイス戦でも決定機の数では同等以上。バランスが崩れた状況でのトランジション(攻守の切り替わり)が重要視される現代のフットボールにおいては、リトリートをメインの守備戦術として用いるチームは堅いぶんだけ得点チャンスも少なくなります。それだけにイブラヒモビッチの不在がフォーカスされがちだったのですが、今大会のスウェーデンはRBライプツィヒのエミル・フォルスベリを中心に洗練されたカウンターを披露。絶対的なスコアラーこそいませんが、それを補って余りある連動性とハードワークはベスト8のチームの中でも際立っています。

多少の幸運もあるとはいえ、3位に入った94年大会以来のベスト8という好成績はスウェーデンにとっても間違いなく大きな成果でしょう。プレーオフで敗退したイタリアや、予選の同組で脱落したオランダも少しは報われたんじゃないかと思います。予選突破後に「代表引退したけどW杯出たくなってきちゃったなー。俺様の席ない?」的なポーズを見せていたイブラヒモビッチも、最近はTwitterで母国の快進撃を素直に祝福しているので、これはこれでよかったんじゃないでしょうか。僕はズラタンも見たかったですけどね。ミーハーですから。

時には「バキ」の話を

僕はイングランドが準優勝してハリー・ケインが得点王になると予想していました。というわけで昨晩のコロンビア戦は結構ヒヤヒヤしながら見ていたのですが、苦手のPK戦を克服してなんとかベスト8までたどり着きましたね。準々決勝はスウェーデン対イングランド。板垣恵介度数の高い、重厚かつ濃密な肉弾戦を予感させるカードです。

ここまでは平静を装ってきたのですが、実は僕も日本が負けた悔しさと眠さのあまり思考能力が低下していて、「先制点を取った方が勝つ」というIQの低い予想しかできない状態なのです。でも、たぶんイングランドが勝つんじゃないでしょうか。なんといってもヘクター・ドイルの出身国ですから。というか、バキシリーズにスウェーデン人の登場人物っていましたっけ? いないならイングランドの勝ちでお願いします。

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